NO.73 Hスイミングスクール (栃木)
廃墟のプールは全国各地に数あれど、
スイミングスクールとなると珍しい。
夏の青空をバックに、赤青緑と色彩豊か。
外観のインパクトは相当なもので、
久しぶりに深く見入ってしまった物件。
NO.74 ホテル J (静岡)
森に囲まれた陰気臭い廃モーテル。
年代を感じる内部には光が通らず、
手探りで二階へと上がり、扉を開いた。
湿気で傷んだ部屋に残るのは、天蓋付きのベッド…。
廃墟美と可笑しさは、時に同居するもの。
NO.75 Nロッジ (静岡)
若者達が大いに利用していたであろう当施設に、
今は自分の足音だけが虚しく響いている…。
特に記憶に残ったのは、このカラフルな廊下。
闇の中で怪しく光る小窓が印象的でした。
デザインの凝った建物は、廃れてもまた良いものです。
NO.76 ホテル G (新潟)
外観から漂う北欧ロッジ風のイメージは
エントランスホールにかけても失われていない。
吹き抜け天井にシャンデリア、赤絨毯の階段と
雰囲気が良く、廃墟にしておくのは勿体ない気も。
景気悪化や地域衰退の前には、個の力も及ばない…。
NO.77 KRホテル (長野)
取り立てて特徴の無いホテル廃墟ですが、
このホールは入った瞬間に息を飲みました。
その訳は、あまりに色の無い空間だったから。
カラフルな廃墟と違い写真映えはしませんが、
廃墟の寂しさや虚しさを改めて実感できる物件です。
NO.78 O楼 (愛知)
廃墟の外観を構成するものとして、
黒ずんだコンクリートは欠かせませんね。
ちなみに当物件は、正面から全体像が
撮影できず、裏側から撮影を行いました。
川の濁流が廃墟の禍々しさを増幅させています。
NO.79 廃村 O (山梨)
狭く細い山道を車で延々と進み、
更に徒歩で不明瞭な道を辿ること1時間ほど。
ようやく見つけた、暮らしの面影…。
全戸離村から既に40年以上が経過し、
ノスタルジーを存分に味わえる物件です。
NO.80 W園 (石川)
廃墟と植物は、切っても切り離せない関係。
日常ありえない箇所に植物が進行する事が、
廃墟としての証明であるとも言えます。
当物件においても、ロビーの一角を植物が占拠。
廃墟美の一言で済まない、双方のせめぎ合い。