もっと近付いてみての一枚。
仏壇というか、祭壇のような…。
家の広さに比べて、かなりのサイズです。
すっかり色を失ってしまった造花。
ほぼ白黒な世界の中で、僅かに色を残している造花。
色が消えるのが先か、建物の崩壊が先か…。
線香?なんとなく重苦しい雰囲気を感じます。
一見仏像のようで、よく分からない人形。
あまり御利益は無さそうです。
「文政」というと今から190年も前ですが…。
私には、ちょっと解読できそうにありません。
外には、草に埋もれたお墓があちこちに点在。
色々な事情はあると思うのですが、放置されたお墓を見ると
なんとも遣り切れない気持ちになります。
後に調べてみると、ここには平○水という集落が在ったそうです。
ただし今では此の建物ぐらいしか痕跡は無く、
もう一度行けと言われても、たぶん無理っぽいです。
結局この建物が何だったのか、あの祭壇の意味は何なのか、
未だに明確な答えは見つかりません。
地域の公民館もしくは住宅兼神社だったのかも…。