所々に残された表示物が目を引きます。
殊勝な事が書かれていても、廃墟という結末の前では
全く説得力を感じることが出来ません。
クレームのうち、毛髪混入も食品なだけに嫌ですが、
天ぷら無しだけは絶対に許さない…。
工場の敷地面積は結構広く、探索に骨が折れます。
内訳は作業棟が2つに事務棟が1つ、ほか排水設備など。
もう一つの作業棟も、大型機械は見当たらず
既に重機によって蹂躙された後でした。
空運転だけはするなよ?絶対にするなよ?
あっ!何やってんだオマエ
空運転してんじゃねーか、バカヤロー!
ダシと機械油による香りのハーモニーが、
夏の熱気によって更に昇華した状態。
外気の流入も無く、流石にこれは厳しい…。
これは製品の組み立て図といった所でしょうか。
良く見ると、以前に買って食べた事があるような…。
味も良く値段も安かった記憶があります。
このパッケージを見て、全てを思い出しました。
静岡県民に愛された石松鍋(鍋焼きうどん)が、
まさか此処で作り出されていたとは!
大なり小なり自分と関わっていた施設が
廃墟と化してしまうのは、なんだか複雑な気持ちです。
こちらにも、やっぱり冷蔵庫と御品書き。
此処の製品は麺・具とも生タイプで日持ちしない為、
消費期限が一週間程度しか無かった記憶が有ります。