畳が見事な程に波打っています。
どの部屋も、造りはかなり安っぽい印象。
マットレスはともかく、何故か大量の中綿が…。
兎にも角にも植物だらけの此の物件。
しかも棘を持つ草が多く、非常に難儀しました。
外観から和室だけかと思いきや、しっかりと洋室も有ります。
赤と紫を使った内装は少々安易な感じ。
最奥の建物は他と少し違うようですが…。
値段も気持ち高めの設定になっています。
最奥の建物の内部はこんな感じでした。
なんだか落ち着けそうにないベッド…。
裸の女性が乱立する壁紙もかなり微妙。
こちらの部屋もベッドは同じ物ですが、
壁紙は至って普通な代物でした。
周囲に全く民家が無い中で、この佇まいは明らかに異様。
俗に言う、"ジェイソン村" 的な雰囲気と言えます。
廃墟年令は推定で15年ぐらいでしょうか…。
そもそも、カーホテルという単語を初めて知りました。
今時のラブホにありがちなギミックも無く、
昭和の時代を思い起こさせてくれる物件でした。
植物のせいで探索が中途半端だったので
再訪する予定でしたが…、いつの間に解体されていました。
どんな状況下であっても、廃墟は突然姿を消す可能性があります。
これまでの放置が嘘のように更地となっている土地を見て、
何だか複雑な気持ちを抱かずには居られませんでした。