一階の客室方面は、かなり陰湿な空間。
あえて深入りはせず引き返す事にします。
健康ランドと言えば観劇が付き物ですね。
果たして2階には、どのような光景が広がっているのか?
こんなところに里見浩太朗さんの名が。
東部民にとって馴染みの深い御人であります。
誰もいない会場は静けさに包まれていた…。
寛ぎながら観劇を楽しむ御老人や家族連れなど、
目蓋を閉じれば残影が浮かんでくるようで…。
いつぞやの原油高騰により、燃料消費の激しい銭湯施設は
数多く閉鎖に追い込まれたと聞きます。
勿論ここは、当の昔に廃墟と化していた訳ですが。
売店スペースは薄らと苔が生え、緑の絨毯に変化。
品目も値段も、これといって特徴は無し。
となると味が気になる所ですが、果たして?
廃旅館などで様々な大広間を見てきましたが、
テーブルや座布団などが配置された姿は
殆ど見た事が無いような気がします。
3階の廊下部分は適度に劣化して良い感じ。
外観以上に内部の廃れは進んでいるようでした。