ジャーン!大浴場にやってきましたー!
って、なんだか異様に狭い上に窓も無いんですけど。
温泉地で此の風呂では、とても客は呼べない…。
脱衣場には、最近見ない円錐型のスタンド灰皿が。
この旅館では名物「ヘッチョイ料理」なるものが出されていた模様。
駕籠昇の掛け声が由来という其の料理は…!
料理が駕籠に乗せられているだけでした。おわり。
なんだか幸の薄そうなパンフレット。
表紙に写真を使わないのは、施設に自信が無いから?
パンフいわく、センスあるロビー・フロントだそうです。
かなり古そうなスロットマシーンが残置。
ジュークボックスなんかも置いてありました。
あまり見たことが無いタイプのシャンデリアです。
おそらく、もう二度と輝ける日々は訪れないでしょう…。
絨毯敷きのロビーの片隅に和の空間が。
お互いの良さを打ち消しあっている気がします。
和洋折衷と言えば聞こえは良いのですが…。
まあセンスは人それぞれなので、多くは語りません。
廃墟のホテル・旅館には、ピントがずれたものが
比較的多い訳で…此処も其の一つです。
旅館業の人なんかは、立派なホテルを見学するよりも
こういった廃墟を見学したほうが、却って実になるのでは?
そんな事を思ってしまった初秋の夕刻でした。