建物の最下層部分にあたる大広間です。

しっかりした地面と明るい空間に、なんだかホッと一息。



この物件の最大の目玉である山荘部分。

建物群の最上層に位置しています。

外観はなんだか古民家といった感じですが…。


内部はかなり様相が違っています。

本館に比べて崩壊も殆ど無く、保存状態は良好。



ここは会議室と呼ばれていた所です。

暖炉がありますが、荷物の陰になり良く見えません。



湿気により軽く傷んでいる和室空間。




赤絨毯が引かれた階段は、とても廃墟とは思えないほど。

上流階級の客層を狙っていたのでしょうか。



この物件は森の中に在るので展望は開けませんが、

秋ならば紅葉がとても美しかったはず。



二階には何故か洋室もありました。

思うに山荘部分は和洋折衷がテーマだったようです。



斜面の一番下から建物を見上げての一枚。

様々な見所のつまった、稀有な廃墟でした。




当時の廃墟経験未熟な私には、ハイレベル過ぎた紅葉園。

いずれ再訪する予定だったのですが…焼失してしまいました。

原因は不明、とても残念でなりません。

でも逆に考えると、焼失する前に訪れることが出来て

運が良かったのではないかと思います。

現在でも同所には焼け跡が残されていますが

あの頃のオーラを感じる事は、もう出来ません。



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