一階の両端には水の蓄えられた空間があり、
天井から光が降り注ぐさまは、何だか回復の泉チック。
回復の泉の成分は、鉄筋、建築資材、ゴミ、枯葉など…。
未成物件に付きものと言える、配線やコンセントの残骸。
一筋の光を浴びて輝き、そしてまた闇に溶けていく。
残留物が豊富な一階を後にして、二階を目指します。
ちなみにエレベーターの設置予定箇所はフリーフォールでした。
二階に上がって直ぐ目に付くエントランスホール。
何も無い状態のせいか、無駄に広さを感じます。
黒ずんだコンクリートの塊から、滲み出る威圧感。
あくまで無機質に徹する其の雄姿に拍手。
さすがは未成物件、青空や緑と簡単に馴れ合いません。
逆にミスマッチがマッチするという反作用効果も。
お風呂にしては深いので、まず間違いなくプールでしょう。
リゾートマンションに相応しい設備ですが、
完成しなければ単なる凹みに過ぎず。
こちらがお風呂でしょうか、隣にも同じ部屋がありました。