そして開いた次の部屋、何だこれは…。
女物の洋服が大量にぶら下がっている光景。
いったい誰が、何の為に?
服のセンスは一時代前のものばかり。
しかも派手な色が多く、不気味さと不安感を駆り立てます。
ホテルとしての設備も一応確認しますが、
狭い上に演出不足という残念な造りでした。
更に次の部屋でも大量の洋服がお出迎え。
明らかに誰かが、この場所を利用しているようです。
何というか、狂気に包まれた空間というか。
もう怖さを通り越して笑うしかありません。
紅に染まった部屋で、服を大量に集めている者がいる。
一歩間違えば鉢合わせの危険も…、だから廃墟は怖い。
後日の訪問にて、物件の解体を確認。
あの異質な空間は永遠に失われてしまいましたが、
記憶の中で今も残り続けています。
一見何処にでも有るような廃ホテルも、
大量の服や雰囲気の悪さというネタを得る事で
心霊スポットにクラスチェンジしたという次第。
有名物件になり、多くの人が訪問を果たした様ですが
独特の居心地の悪さは皆、感じて止まなかったとか…。