2018/夏 訪問
都○養鶏団地
街の中心から遠く離れた森の中、荒れた道を進むと
視界に見えたのは一軒の廃屋、ちょっと寄り道してみよう。
立派なソファーが目立つものの、生活感は特に感じない建物。
こういった類は、何らかの事務所である事が多い気がします。
一般家庭では見る事のない、家畜害虫の殺虫剤に関する表示物。
…そう、此処は大規模な養鶏場の廃墟、その一部に過ぎません。
更に歩を進めると、今度は何やら小さい倉庫のようなもの。
青空と錆びたトタンと雑草と、廃墟的に嬉しい組み合わせ。
出荷製品が卵の場合と食肉の場合で、養鶏場の様相は違うのか。
とりあえず此の倉庫を見る限り、出荷製品は卵だった模様。
敷地はかなり広大で、なかなか肝心の養鶏場本体に近付けず。
雑草やら蜘蛛の巣やらを掻き分けて、ようやく辿り着いた次第。
養鶏場の廃墟としては、極々スタンダードな仕上がり。
特に噂は無いはずですが、何だか雰囲気の悪さを感じ得ません。
手前から奥まで、100M走が出来そうなぐらいの距離感。
現役時代には勿論、ここに大量の鶏が並んでいた訳で…。
捨て置かれた謎の白い粉、その正体は動物用の医薬品。
動物用医薬品といえば、富山の某廃墟が脳裏に浮かびます。