地下ボーリング場は結構な広さで、
レーン数は大体12といった所でしょうか。
ボールやピンが残っていないのは非常に残念。
スコアの記入台や各種機械類も見当たりません。
剥がされたレーンが空しさを誘います…。
物件名や廃墟年齢を示す残留物は無さそう。
この看板には車のようなものが見えますが…。
深い暗闇の中、一部には光の射す場所も有ります。
額縁に描いた絵のように切り取られた空間。
採光用の窓+非常口といった役割でしょうか。
錆と緑とコンクリート、まさに廃墟の王道。
客の目に届かない、レーン裏側の手書き文字…。
廃墟になればこそ見る事の出来る舞台裏ですね。
写真では分かり難いのですが、床にはネジ等の突起物が。
ガーター跡も含めて危険な空間です。
陰湿な地下空間からようやく抜け出しました。
廃墟にも色々ありますが、暗闇はどうしても緊張します。
何が出てくるか分からないので…。
この物件、ボウリング場なのは確かですが
それ以外にも他に施設が存在していたと思われます。
私の考えでは、何となくドライブインではないかと
予想しているものの…これといった確約は無し。
どちらにせよ、観光地にボウリングという組み合わせは
一見すると良策のようで、実は下策のような気が…。
徒歩で行ける距離に宿泊施設群があればまだしも、
旅の途中でボウリングをする気にはなれません。
昔はこれが普通だったのでしょうか…。