2008/秋 訪問
ホテル ○楽

またまた出ました、ホテル群生地帯の負け組物件。
雑草の生い茂った導入路が放置を物語る…。

その雑草に埋もれかけている郵便受け。
某漫画に出てくる、妖怪ポストのような佇まい。

ようやく見えてきたのは、物置チックな建物でした。
雰囲気もムードも有ったものではありません。

思ったよりは廃れていない部屋の内部。
全体的に安っぽさ、やる気の無さが目に付きます。

至って普通な布団よりも、部屋の狭さが気になる所。

浴槽は既に取り払われています。
そのスペースは極小と言えるレベルで、
もはや寛ぎといった言葉とは無縁なり。

草木を掻き分けつつ先に進みますが、
先程の部屋を見る限り期待薄といった感じ…。

それなりに低価格なのが唯一評価できる所。
男性一名の利用は不可でも、女性なら良いのでしょうか。

狭い部屋に無理やり押し込まれた簡易サウナ。
その分、部屋代が他より割増になる訳で…

見た目物置では、一部崩壊も止む無しといった所。
全般的に、探索中の脱力感が拭えない物件でした。
以前紹介した、ホテル○江に程近い物件。
現役を含めた他のホテルに比べても劣る点が多く、
廃墟という現状に或る意味納得です。
廃墟年齢は、10〜15年程度ではないかと予想。
今回の物件は、立地という点では幾らかマシでしたが
いかにせん設備的に魅力が見つかりません。
物置のような外観に狭い室内と浴槽…。
雰囲気を盛り上げるギミックも見当たらず…。
間違いで一度は利用しても、二度目は無いでしょう。
これまで多くの廃ホテルを目にしてきただけに、
厳しい目で語らざるを得ない今回のレポートでした。