2008/春 訪問
M分校
荒れた林道を、もう30分以上は走っただろうか…。
ふいに人工的な石垣が見えてきました。
目指す目的地は、もうすぐです。
開けた視界の先に佇む一軒の廃校。
辿り着くのに苦労しただけに、喜びもひとしお…。
校庭と見られる空地には、只々雑草が蔓延るのみ。
その中に混じって鉄棒らしきものが残されていました。
校舎の近くには、教員住宅と思われる建物が二棟。
周囲も含めて人の気配は全く有りません。
校庭の脇を巡っていると、謎のオブジェ群を発見。
何だこれは?在校生の作なのか、それとも…。
ポーズもさることながら、腕から飛び出す針金がシュールです。
時の変化に負けて崩れゆくオブジェ。
むしろ、この姿が完成形なのかも知れません。
適度な崩壊具合が妙に写欲を誘います。
あまりオブジェに粘着すると時間が無くなるので、
とりあえず教員住宅から訪問していきましょう。