2007/春 訪問
ホテル ニュー○ルコ
ここは山梨のホテル地帯。一地域にホテルが密集すると
相乗効果が期待できますが、そのぶん此の写真のように
淘汰されてしまう事も良くあります。
従業員用の廊下は窓が低く、国道から丸見え…。
落ち着かないので足早に探索を進めましょう。
このホテル、至って特徴らしい特徴が有りません。
部屋の広さ・装備・内装、どれも普通。
ホテルの見どころと言えばベッドなのに、
肝心のマットが無い部屋が多くて残念です。
いかにもPCで作りましたという感じの案内書き。
どのホテル廃墟でも風呂は劣化が進み難いものです。
普通に一般家庭でも使えそうなのに…勿体無い。
オープンエアーの為か、ホテル廃墟にありがちな陰湿感は
見た目ほど感じませんでした。
管理人の住居部分は、御多聞に漏れず散らかり放題です。
ペンニードル8mmって…、注射針でしょうか?
糖尿病治療のインシュリン注射で良く使うそうですが、
廃墟で見つけてしまうと何か嫌な感じ。
立地は悪くないのですが、あまりにも凡庸すぎた此のホテル。
おそらくリピーターは居なかったのでは…。
この物件に限らず、なんだか最近ホテル廃墟が
妙に増加傾向にあるような気がします。
群生地帯で明らかに立地の悪いホテルや設備の古いホテルなど、
目を付けた所は高確率で廃業に至っているような…。
単純に客が来ないだけでなく、近頃の諸経費の増加などで
経営者の体力が徐々に削られている事も理由の一つでしょう。
この傾向は今後も続いていきそうです。