2008/春 訪問
セン○○川○生コン工場
ここは山間部、特に当てもなく車を流していると
視界に入ってきたのは廃れた工場跡地。
大型車が頻繁に出入りしていたであろう当物件。
今は全くの静寂に包まれ、当時の喧騒はまるで夢のよう…。
この物件で唯一の、建物らしい建物です。
どうやら此処は生コンの工場だったようで…。
建物内は特に何も無し、年季も微妙なところ。
外に出てみると、他にも遺構が点在している敷地内。
全体的に殺風景な雰囲気が漂っています。
中途半端にオープンとなってしまったトイレ。
小はともかく、大は流石に無理かも…。
出入りのダンプ達に多くの燃料を供給し、
地域の発展を陰で支えてきた立役者といったところ。
いまいち使用目的が良く分からない建造物です。
造るのは易くても壊すのは難し。
降り続いていた雨は止み、青空が見え始めてきました。
此の場所も何時か生まれ変わる事でしょう。
廃墟原因、年齢とも良く分からない物件ですが、
此の工場は地域の発展に大きく寄与していたものと思われます。
周辺で電力開発によるダム建設が活発だった頃、
当工場が生コンを大量供給していた事は想像に難くありません。
それも今は遠い昔…、電力開発が一段落し
需要の減った工場の行き先は、やはり廃墟だったという訳で…。