2007/夏 訪問
恵○寿織布
工場の前を何気なく通り過ぎて、ふと思い出す。
そういえば、此処って閉鎖されて結構経ってるな…。
敷地全体を見ると廃墟というには物足りませんが、
建物自体は結構な年季を抱えているようです。
中を覗いてみると…、予想通りのがらんどう。
モノが無いせいか中の広さは其れなりに見えます。
ちなみに此処は織物工場だそうで…。
現役時代は、織機があちこちで音を響かせていた筈。
立派なレバーには一体どのような役割が。
その横には「私の提案」受付箱、若干の違和感。
灰色の物体の使い道が良く分かりません。
溝の部分に糸を通す?というのは全くの推測です。
工作室の辺りで、ようやく廃墟らしい雰囲気に。
機械油の匂いが自己主張しています。
窓枠などは錆びて開きそうに有りません。
そして逃げ場のない埃は、ただひたすらに積もっていく。