2013/夏 訪問
下の○温泉
立地やアクセスの不利を180度覆す魔法の言葉、それは秘湯。
秘湯と聞けば、この程度の細道など問題ないどころか
却って良いスパイスになる…、人の思考って其んなもの。
そんな訳で物件に到着してみれば、視界の先には瓦礫の山が。
一歩遅かったと、この時点でテンションは一気に急降下。
フロント部分は無理でも、脇の方ならどうにか大丈夫そう。
この部屋はカウンターが有るので、BARか何かでしょうか。
歪んだミラーボールが、当物件の現状を物語っているかの様で。
客室はごく普通ですが、やはり崩壊具合が気になるところ。
渓谷と言うシチュエーションも、建物の維持管理的には辛い環境。
猥雑な温泉街とはかけ離れた、静謐な山の中の一軒宿。
廃墟となる前に此処を知っていれば、一度泊まってみたかった。
程良い感じのベニヤカーテン、植物の侵食にも期待したい。
渓谷に架かる通路橋を渡り、対岸の浴場へと向かう動線。
単なる秘湯ではなく、こういった飛び道具が有るのは高ポイント。