2013/夏 訪問
Nホール富山
明け方の澄んだ空気の中、虚ろな建物を見上げる人影あり。
この建物、一見すると何かの宗教施設の様にも見えますが…。
リアビューは趣きが異なり、何だかバランスが悪いデザイン。
これが実は健康ランドだと言うのだから、更に驚き。
施設内では一部解体が始まっており、各所に重機の爪跡が。
入口エントランスなどは、既に瓦礫の山と化していました。
あまり健康ランドにはそぐわない感じの壁画ですが、
廃墟となった今では格好のホラーアイテムといった所。
3F建ての施設のうち、見所は2Fの温泉や3Fの宴会場ぐらいか。
1Fのお祭り広場が気になりましたが、解体の為に詳細は闇の中。
ヘンテコな外観に比べて、内部のデザインは意外と悪くない感じ。
この手の施設には多数の表示物が付き物ですが、案の定…。
内容は理解できるものの、高圧的な態度が気になります。
解体中の一階に比べて、二階の浴場は全体的に美築状態。
まだまだ現役で活躍出来そうなのに、勿体ないものです。
岩風呂でもないのに、強引に和の演出をする必要が有るのか。
何か一味加えたい、という気持ちは分かりますが…。