2005/夏etc 訪問
天○製紙
紙の町とも呼ばれる、製紙業の盛んな富士市。
そんな富士市の端っこに、此の廃工場は在りました。
私が此れまで訪れた廃墟の中でも、敷地面積は相当広く
そのぶん人の居ない寂しさを余計に感じます。
閉鎖から数年は経過しているはずの場内ですが、
劣化や荒廃は差ほど見受けられないようです。
この様な巨大工場を訪問した時など、
まず何処から撮影するべきか迷う事もしばしば。
無駄撃ちOKなデジタル式は、本当に助かります。
どこかで見たようなお菓子のパッケージ柄。
こういったラインを通って、紙は形になっていく。
多種多様な廃墟を巡る事は、知識の蓄積にも繋がる訳で。
稼働時は昼夜関係なく轟音を響かせていた製紙機械も、
今は何一つ音を発する事の無い、鉄の塊となる。
シルバーの配管カバーは、何だか近未来チック。