2015/秋etc 訪問
街かど廃ボウリング場
何処にでもある市街地の一角にて、突然に遭遇した廃ボウリング場。
隣接する道は狭く、何故ここに建てたのか疑問に思うところ。
今や令和の時代に、昭和を思い起こさせる此の外観は極めて貴重では。
昭和のボウリング場に共通している、謎のデザインセンス。
単なる箱型では終わらせない、設計者の意地が垣間見える。
ボウリングが一大ブームとなった真っ最中に、建てられた当物件。
この入口をくぐった多くの若者も、いまや還暦をとうに過ぎた…。
入口辺りには其れなりに劣化が見られ、廃墟として妥当な状態。
薄暗さや冷気、湿気など、体感的にも廃墟テイストがしっかり。
イベント等を打ち出して集客を図るも、結局は力尽きた。
固定客は少なからず居たと思われますが、流石にそれだけでは…。
大規模とは言わないまでも、結構な規模を誇る当物件。
寧ろ規模よりも特筆すべき点は、その保存状態の良さ。
調べてみると、今の貸し靴料金は大よそ300円以上だとか。
ゲーム代と比べても大して変わらない…、昔はどうだったのだろう。