2011/冬 訪問
Sラドンセンター
街中とも郊外とも言えない、微妙な立地に建つ医学の温泉。
ラドンという言葉に、何となく昭和のフレーバーが漂う。
公営施設を思わせる外観に、入浴施設らしさは見受けられません。
レジャーの面よりも療養の面を重視している事が伺えます。
様々な会や組合から指定を受けていた様ですが…。
結局の所、廃墟という現実が此処に有る訳で。
往時には、団体客のガヤで賑やかだった筈の入口周辺。
今や小鳥の囀りすら響き渡るような、無音の静寂空間。
先程の入り口横の看板も含めて、掲示物の多さが気になる…。
今後更に掲示物が乱舞するという事を、此処に伝えておこう。
ロビー周辺の光景は、規模の小さな健康ランド的な感じ。
思いの外、建物のヤレや若者のやんちゃ跡は見受けられません。
メインの浴場は後に回し、先に宿泊施設を確認していきます。
部屋名が安易な番号で無く、周辺の山河名なのは好印象。
風景や周囲の観光的に、恵まれた立地とは言えない当物件。
そのぶん集中して保養に専念できるとも言えますが…。