業務の内容的に考えて、お風呂は必要ないのでは。
取って付けたような岩が入浴者の邪魔をする…。
こちら2階には、続き間の立派な和室を備えています。
宗教的施設という事で、此処は信者の道場だった可能性アリ。
一見綺麗に見えますが、派手に崩壊した部分も。
廃墟年齢の判断に悩むところです。
この物件、何故か風俗関係の残留物が散見されます。
およそ宗教的施設には似つかわしくありません。
「お天気お姉さんシステム」とやらを説明する内部文書。
初耳言葉ですが、単に風俗店の勤務・給与体系の説明というオチ。
そして再び、8つの扉の前に戻って参りました。
来訪者にとっては、其々が違う運命へと繋がる扉…。
人の運命を視る以前に、此処が廃墟となる運命は視えなかったのか。
廃墟という現状が、此れまで行ってきた鑑定の
不確かさを表している様な気がして成りません。
パッと見では、全く宗教感を感じさせない施設です。
コンビニ感覚で入り易い気軽さは有ったのかも知れませんが、
人生や運命といった大事なものを語る施設としては、
内外ともに頼りなさを感じるのは致命的。
おそらく、此処は元々飲食店など別の店舗であり、
後から今の形態に姿を変えたものと思われます。
予想される廃墟年齢は、10年前後といった所です。
バブルが弾けて以降、日本全体に暗い話題が多く、
個人で捉えても、自身の運命・人生に
不安を持っている人は数多く居る事でしょう。
そんな時勢に、当物件のような心の隙間を埋める商売が
多く成り立っていくという話を聞きました。
私は其れについて肯定も否定もしませんが、
人を導く側でさえも、時として廃墟となる運命に
逆らえないという事実が、運命を読む難しさを
身を持って記している様な…、そんな気がします。