2010/夏 訪問
ホテル い○み
またか…、本当に日本はホテルの廃墟が多すぎる。
当サイトでも、4〜5回の更新で1回は出てくる頻度の高さに
レポートもマンネリになりがちです。
当物件も、御多聞に漏れず立地は悲惨な部類。
幹線道路から外れた山道の先に在り、
周囲には民家も無く、ただひっそりと佇む。
ホテルとして典型的な外観の左棟はともかく、
右棟の味気無さは客も敬遠するレベル。
ホテル廃墟は、他の物件に比べて緑化が早いような。
数年後には此処もジャングルになっているかも。
ホテルの管理人室は真っ先に荒らされるものですが、
思ったより綺麗なのは場所が悪すぎるせいか。
内部はネタ系かと思いきや、意外と普通でした。
逆に普通過ぎて、心配になるほど。
40型の大型TVが鎮座する、通称「ホワイトルーム」。
液晶が流行る前は、40型も高嶺の花でした。
お風呂にも、もう少し工夫が欲しいところ。
内装の色が違うぐらいで、他の部屋も状況は同じ。
寛ぐだけなら別に問題は無いのですが…。
リピーターを獲得する努力は、一応していた模様。
でも流石に、此処へ20回も通うのは無理な話です。
多くの廃墟ホテルを巡ってきた中でも、
立地の悪さは上位レベルにランク出来る物件。
廃墟年齢は5〜7年ぐらいと予想します。
外観・内装とも演出は皆無ですが、せめてもの売りは
お風呂のお湯が鉱泉である事ぐらいか…。
ちなみに左棟周辺はスズメバチが乱舞しており、
見上げてみれば見事な巣がぶら下がっていました。
探索を中止し、ほうほうの体で逃げ帰った次第です。