2013/夏 訪問
Y国際ロッジ
長野県の北方にて遭遇したのは、草木に包まれた謎の建物。
別荘にしては大きいけど、宿泊施設にしては若干小さい微妙なサイズ。
廃墟としては丁度良い熟れ具合に見えますが、
雪の多い地域だけに、極度の崩壊が無い事を祈りたいところ。
正面入り口へのアプローチ途中に、謎の扉を発見。
MOKUMOKUという、妙な名称のBARが併設されていた様です。
どの物件でもBARは窓が少なく、陽射しも入らないため、
湿気の滞留により真っ先に劣化が進むイメージ。
当物件も、御覧のような有り様という訳で…。
フロント・ロビー周辺は、全体的に昭和のイメージを纏っており
個人的にポイント高め、当物件の見所とも言えます。
部屋数は10室以上と、思いのほか収容能力の有った当物件。
周囲の環境からスキー客がメインなのは確かですが、
冬以外の季節は、どういった客層が来訪されていたのでしょうか。
入り口やロビー周辺の雰囲気は割と洒落ていたのに、
廊下ビューは何だか安っぽい仕上げなのが残念。
和の客室として、特に可も無く不可も無く。
現在の展望は緑一色ですが、高台に位置している物件なので
緑の薄い現役時代は、もう少し展望は良かったのかも。