2009/夏 訪問
ホテル ○ガ
長野県内の著名な観光地を目指す道すがら、
横目に捉えたのは怪しげなホテルの廃墟。
ここで素通りできないのが、廃墟好きの悲しい性というか。
PTAの注意喚起も虚しく、半分ウエルカム状態の入口。
昔のパチンコ屋みたいな電飾が良い味出してます。
舗装も気にせず敷地内にはびこる、雑草の生命力おそるべし。
ホテル系は特に雑草の成長率が高い気がするのですが、
何か要因が有るのでしょうか。
車で来訪する事が前提のホテルならば、
駐車スペースの確保は最も気を使うべきでは…。
背高ワゴンや3ナンバー車には厳しい空間です。
こういったホテルの内部は、ネタ系か普通かの2択。
どうやら普通な感じみたいで残念さん。
色使いは派手ですが、取り立てて特筆する程でもなく。
荒れの少ない此方の部屋は、まるで一般家庭のよう。
観光客の宿泊利用も考えた結果なのか。
部屋数は多いものの、和洋程度の違いしか有りませんでした。
文字落ちの看板は、廃墟の存在を示す良い目印となる。
目印と言うより、墓標と言った方が適当かも知れない…。
何処の県にも存在しているホテル廃墟の類ですが、
今回の物件は比較的立地が良いのが特徴です。
逆に其れ以外の目立った特徴は無く、
外観の廃墟感は有るものの、内部は微妙な感じでした。
廃墟年齢は、予想する限り10〜15年といった所でしょう。
こういった施設にとって立地の良さは最大の武器になる筈が、
何故に当物件は廃墟となってしまったのでしょうか。
観光地に向かう幹線道路という事で、
交通量は決して少なくは無いのに…。
予想される回答は、施設の老朽化および陳腐化、
無駄に部屋数が多い事による維持費や税金の圧迫、
他の施設との競争による体力の消耗といった所ですが…。
まあ結局は「時代の流れ」という言葉が、
一番便利で適当のような気もする訳で。