2008/秋 訪問
人肉館
長野県の中でも有名な心霊物件と噂される廃墟、人肉館。
何でも店の主が殺害を犯し、その某肉を提供していたとか…。
噂はともかく、結構特徴的な外観の建物です。
パッと見トイレかと思って素通りしたのは、此処だけの秘密。
奥に長い建物の内部は、がらんどうで質素な空間でした。
心霊が噂されるような禍々しさは特に感じません。
しっかりした廊下と崩壊した座敷のアンバランスは、
訪れる人たちに妙な不安を植え付ける。
窓から吹き抜ける風が肌寒い、曇り空の秋。
色を無くした室内も何となく寒々しい。
食事処を思わせるような残留物は殆ど見当たりません。
強いて言えば、厨房の設備ぐらいか…。
噂が本当ならば、まさに此処で某肉を調理していた訳で。
信じるか信じないかは、貴方の心次第。
ようやく当時の様子を知る事が出来る残留物を発見。
焼肉メインの食事処というのは予想通りですが、
展望が売りという点は意外な事実でした。
残念ながら、肝心の展望への道は閉ざされていた…。