そういう時は往々として、廃墟が現れたりするものです。

姿を見せたのは案外新しく見える建物。

一般民家と変わらない雰囲気です。

内部のカビ臭さは廃墟の証明。

木々に囲まれた立地の辛いところ。

どうやら此処は保養所の廃墟のようですね。

食堂など至って普通の造りなのが残念…。

台所に残されていた謎のメッセージ。

誰が何のために？深く考えるのは止めておきましょう。

お風呂はコンパクトながら良いまとまりを見せる。

ガラス面積が広いのは嬉しいところ。

二階は赤絨毯の廊下で、格式の高さを表現。

今は亡き紅葉園を彷彿とさせます。

保養所としては決して悪くないのですが、

廃墟として見ると面白みに欠ける物件。

木々に囲まれた立地により眺望は無し。

時を忘れ、深く沈澱するのに良い環境です。

スズメバチの巣は鑑賞に値するのでしょうか？

アプローチの雰囲気は良かったのですが、

結果としては少々残念なものでした。

今後の熟成に淡い期待を抱いておく事にします。

ちなみに此の保養所を所有していた企業は、

他の企業と合併し其の名は消えてしまっています。

おそらく統合の際に不要施設として挙げられて、

其のまま放置されたものと思われます。