2007/夏etc 訪問
旅館 M苑
某温泉地の高台に位置している当地。
こんな所に廃墟があるとは、露にも思わない訳で…。
正面玄関付近は物置となり、足の踏み場もない状態に。
まだ使える物でも、肝心の使用者が居なければ話にならず。
フロントを見るに和風を予感させる物件です。
そう思ってロビーを眺めると、そこにはレンガとピアノ。
廃墟にありがちの無意味な和洋折衷が此処にも…。
こちらの本棚も微妙に混沌とした感じ。
火星人にシャーロック・ホームズ、蟷螂拳など。
綺麗な部分もあれば、このように崩壊の進んだ部分もあり。
物件の状態にも整合性の無さが表れています。
とにかく今は、この玉砂利風の廊下を先に進むのみ。
質素で落ち着いた感じの客室内は、
布団を敷けば十分眠れそうな程の保存状態です。
二階建てかと思いきや地下一階も存在する模様。
湿り気のある冷たい風が、顔の横を通り過ぎていく…。