2008/春etc 訪問
Dランド洞窟猪村跡地
かつて伊豆の何処かに、洞窟+イノシシという
奇妙な組み合わせを売りとした、レジャーランドが存在していたという。
僅かでも良い…、残影を求めて跡地を彷徨う、私が此処に居る訳で。
かなり広大な敷地ですが、残念ながら建物の姿は見られず、
舗装路だけが人手の入った跡地である事を伝えています。
そんな舗装路の脇には、人工的な池の様なものが。
かつては蓮や水仙が咲いていたか、それとも鯉が泳いでいたか。
池の奥側を良く見てみると、まさかの洞窟を発見。
建物と違い洞窟は自然を利用したものなので、壊されずに
残っていると踏んでいましたが…、こんなに早く見つかるとは。
ごく浅い洞窟の内部には、人手の加わった階段や円形の構造物が。
何かしらの水陸両用生物が飼育されていたものと思われます。
予想としては、ガチョウ…85%、ワニ…14%、ペンギン…1%。
先の飼育場だけでは、洞窟猪村の跡地として
確定的な物件証拠とは言いがたい為、更なる探索を継続。
この舗装路の左側、何やら怪しい雰囲気を感じますよ。
近づいてみると、左には広報スピーカー。右には洞窟。
人工物と自然の同居に、証拠発見への期待は高まります。
現役時代、彼は一体何をみんなに報せていたのか。
業務連絡、施設案内、迷子のお知らせ、そして蛍の光…。
野良洞窟で無く、観光として使われた洞窟である決定的証拠を発見。
洞内図のほか、入洞時間や各注意事項が記載されています。
洞内にある泉は長寿泉として、地元でも貴重とのこと。
伊豆地方各所で見られる、石を切り出した石丁場の跡。
鉱山跡と違い、平面的かつ鑿跡の残る壁面が特徴的です。
伊豆での観光利用は、松崎の室岩洞ぐらいしか無いと思っていましたが…。