2010/春 訪問
加○亭
何故か今回は北陸の某温泉地よりレポートです。
目の前に聳え建つのは結構な規模を持つ廃旅館。
建物は綺麗ですが、敷地の荒廃が目立つところ。
やんちゃ者達の手により、既に正面突破されています。
周辺には草木が生い茂って感じが悪く、
魔境への入り口として相応しい雰囲気。
客名板が足りないほど繁盛した時代も有ったはず。
勿論現在は新たな名が書かれる事は無い訳で…。
ミステリーツアーとは一体どういった企画なのか。
そもそも旅館が閉鎖する前のものか、後のものか、
イベントとして貸し出したのか、たちの悪い冗談か、謎は尽きない。
週末は団体客のガヤ等で騒々しかったであろうフロント周辺。
今はひんやりとした空気に包まれ、聞こえるのは自分の足音だけ。
廃墟として、少しずつ荒廃が目立ち始める段階。
雨漏りや壁紙の剥離などが発生するとLVが進みます。
石川県のお土産と言われても、イマイチ思い浮かびません。
海産物関連か前田さん関連ぐらいでしょうか。
客室数から見て、相当数のキャパシティを確保していた当物件。
宴会場・大浴場・ナイトサロンにお好みコーナーと、
設備にも抜かりは無かったのに…。
他の宿泊系廃墟にも言えることですが、付属のBarやクラブは
何故か真っ先に荒廃していくケースが目立ちます。
大抵が地階にあり窓も少ないので、湿気が籠りやすいのかも知れません。