2009/夏etc 訪問



浅○園展望台


日本有数の活火山であり、今なお度々噴火を起こしている、浅間山。

その浅間山から流れ出た溶岩大地(鬼押し出し)の上に、当物件は存在しています。

見渡す限りの緑のパノラマは、展望台の立地として申し分なし。



昭和の香りが色濃く漂う、円形平面を主とした建築物。

コスト面や調和面を重視しがちな昨今の風潮に反し、

観光させる気満々な自己主張の強さが、何だか頼もしい。



そんな展望台も、寄る年波には勝てず、流石に劣化が目立ちます。

瓦礫の落下も考えられるような状況では、閉鎖も止む無しか…。




親子連れから団体客まで、多くの人々が通過して行った玄関口。

色付きのガラス扉など、最近では見掛ける事も少なくなりました。



レストランのカウンターは、なぜか和的なデザイン。

和を選択した理由は分かりませんが、ミスマッチなのは確か。




展望台というだけあって、窓際は総ガラス張りで視界良好。

下界を眺めながらの食事に、子供たちも大喜び。




上階に登れば、円形建築の特徴を活かした360度パノラマが広がる。

私の写真では120度程度しか画に収められず、残念無念。




真夏の陽射しはキツいけど、高原の空気が爽やかな屋上。

下界の喧騒から遠く離れた空間は、現代社会において誠に貴重です。




次のページ


戻る
TOP
inserted by FC2 system