2012/秋 訪問
有○閣
都会でも無く、幹線道路沿いでも無く、かといって山奥でも無く。
そんな微妙な立地に存在する、壊れかけの小さな温泉旅館。
窓枠の無くなった一階から溢れだす黒いオーラは、相当なもの。
訪問時間が遅かった事も相まって、内部探索には気が滅入ります。
メインの建物から低い屋根が続いていますが、渡り廊下ではありません。
駐車場でも無さそうだし、BBQ用のスペースでしょうか。
建物の横には小さな川が流れており、その畔に謎のコンクリ柱が。
当物件に関する遺構なのか、若しくは何らかの計画跡なのか。
折角の温泉旅館なのだから、もう少し外観に色気が欲しいところ。
安アパート並みの質感では、集客にも影響が出かねません。
単純構造のように見えて、意外と複雑な当物件。
車庫的スペースの奥には小さなパチンコ室が有ったり。
残念ながら、遊技台は全て撤去済みでした。
卓球といいスマートボールといい、温泉には玉遊びが付きもの。
外観に違わず、内部の質感も正直残念なレベル。
質感に比例して強度も不足している為、崩壊が目立ちます。