2008年 訪問
古○渓ハウス
夏と言えば心霊…、そして心霊スポットといえば廃墟。
この古○渓ハウスも、地元では心霊の噂が絶えないという。
昼でも不気味な其の外観は、心霊物件の名に恥じない。
なんでも、ガス爆発で死者が出ているという専らの噂。
中を覗いてみたところ、もはや末期的な荒れ様…。
自然崩壊か、はたまた人為的破壊なのか。
崩壊系でもお風呂だけは安心というのが定説です。
建物の規模に対して浴場はかなり広め。
どうやら此処は温泉施設ではないかと思われます。
この階段を昇るのは、ちょっと無理かも…。
一度外に出て斜面を登るほかありません。
2階は1階よりも更にひどい状況に。
足元だけでなく頭上の崩壊にも注意が必要です。
所々にBB弾が落ちていたりする大広間。
畳の腐った地雷原な床は、戦場に相応しいというか。
ここから先は進む事さえ儘なりません。
小部屋が幾つか有るように見えますが…。
目立った残留物も無く、足早に立ち去った当物件。
もはやその記憶は薄れていくばかり。
幾つかの火災跡や派手な崩壊状況から、
ガス爆発という発想が生まれたのかも知れません。
そういった思い込みが、単なる廃墟を
心霊スポットに変えていくのでしょう。
探索時に聞こえた怪しい音…、それはスズメバチの羽音。
私にとっては、こちらのほうが余程に現実的な恐怖でした。