階段を上がりながら数の勉強も出来る、画期的なアイデア。
段の間に標語が書かれた階段を見た事も有りますが、
標語では読みきる前に上り切ってしまうので効果薄。
2階廊下の風景は、一昔前の学校風景そのまま。
まだ十分使用には耐えられると思うのですが、
肝心の子供達が減ってしまっている訳で…。
計3部屋ある教室のうち、この教室のみ畳がひかれていました。
廃校後に集会所的な使われ方をしていたのかも知れません。
窓際の席は夏になるとかなり暑そうですが、
心地よい谷間の風も吹いてくるので問題ありません。
マンモス校では下の名前だけだと被る危険性が。
実際に分校生活を体験した事は無いのに、
頭の中で様々な風景が浮かんでくるのは何故だろう…。
9月の予定は全て寝る、世の中そんなに甘くありません。
木造校舎が持つ雰囲気を現代っ子はどう感じるのでしょうか。
私達はTVやドラマ等の印象で美化しがちですが…。
帰り際にふと振り向くと、こんなメッセージが。
現代社会において最も欠けているものかも知れません。
駆け足で訪れたA分校。滞在時間は僅かでしたが、
分校としては立派な体躯と内部の状態の良さに驚きました。
とくに内部については、廃校時から30年以上経過していても
当時の面影を充分に感じる事が出来ました。
この手の廃校を多く巡る中で、再利用について
様々なケースを此れまで目の当たりにしてきました。
単純な更地から廃墟、公民館、老人施設、宿泊施設など…。
どんな形であれ残される事が第一とはいえ、
再利用によって面影が消えてしまったケースも多々あります。
今後ますます廃校は増加する傾向にありますが、
其れをどう利用するかは自治体の悩み所と言えるでしょう。