2014/春 訪問
カニハウス
北陸におけるグルメの代表格と言えば、カニではないでしょうか。
そんなカニを思う存分に満喫できたであろう施設が、海沿いに在りました。
建物脇の入口から中を覗くと、まさかのエスカレーター登場。
廃墟においてエレベーターを見掛ける事は多々ありますが、
エスカレーターは余り見掛けないので、何だか得した気分です。
おそらくコスト的には、エレベーターの方が安価でしょう。
ただし団体客の大量輸送という点で、エスカレーターが明らかに優位。
そんな団体客達を、各宴会場へと導くメイン通路。
カニの味覚に期待する客達の足は、自然と早まる訳で。
其処かしこに在る表示物も、やっぱりカニが中心だったり。
ただ客達はこれから味わうカニの方に気が飛んでいるので、
表示物の内容を気に留める余裕など、無いのであった…。
ようやく宴会場に到着し、皆それぞれ着座。
配膳の遅さや無用な前説に焦らされつつも、
待ちに待った本命登場で大きな歓声が挙がる。
愉しいカーニバルタイムなのに、皆なぜか無言という…。
確かに、しゃべりながらカニの殻を剥くのって、難しい。
複数の宴会場を持ち、収容人数はバツグンと言える物件です。
グルメや温泉などのツアー客も、どんと来いの余裕シャクシャク。
物件の前には日本海が広がっており、眺望も申し分なし。
こうして見ると、廃墟と言う結末にはそぐわない物件なのですが…。
カニやエビの類は、結構人によって好き嫌いが分かれます。
他に甲殻類に対するアレルギー持ちの人も居たりするので、
そういう人向けには、肉などの別料理が出されるとのこと。