2014/春 訪問
T光学
やって来ました福井、此処は某市の郊外。
車窓より田舎的風景を眺めるなかで
違和感のある建物を発見し、急遽車を戻した次第です。
正面外観からは、物件の素性が窺い知れません。
そんな訳で中を覗いてみると、まずはこんな感じ。
タイムカードラックが有るので、何かの企業でしょうか…。
最初の建物は、廃墟として特に語るべき点は無く。
残留物も見つからず、素性は依然として不明のまま。
外に出て右側には、屋根の消えたブロック塀仕立の建造物が。
農場系の物件において良く見掛ける光景です。
正面奥に鎮座する此の建物が、この物件の全てと言って良いでしょう。
剥がれた外壁に、絡まる蔦…、相当の年季を感じます。
横から見ると、工場というより廃校みたいな感じ。
車窓から此れが見えても、普通の人なら通り過ぎてしまいますが、
ところがどっこい私は普通の人では有りませんでした。
味のある外観に対して、中身が空なのが少し残念なところ。
棟続きで他の建物も存在したようですが、
御覧のごとく、既に瓦礫の山と化しています。
今居る此の棟も、寿命はもう長くないでしょう。