2016/夏 訪問
○王院
ここは愛知の山間部、只管に長い石段を上り詰めていくと
ようやく見えてきた建物、こちらが今回訪問させて頂く廃寺です。
ちょっと息も絶え絶えなので、先に休憩させて下さい…。
10分ほど休憩し息も整った所で、改めて物件を再視認。
こじんまりとしながらも、中々雰囲気の良い山寺です。
入って直ぐに本堂という、予想外の間取りに困惑。
ここは取り合えず後に回して、先に左の廊下へ進みましょう。
かなり古い建物の様ですが、意外にも足元はしっかり。
廃墟としての寿命も、まだ暫くは大丈夫そうです。
廊下の脇にひっそり置かれていた、位牌らしきもの。
右のヤツは結構古そうですが、いつの時代のものやら…。
人為的なのか何なのか、結構荒れてしまっている屋内。
敷かれていた畳は既に無く、板張りの間となっています。
ちょっとした旅館の大広間と、同程度の広さを誇る空間。
実際の所、当物件は僧坊若しくは宿坊として
大勢の人が寝泊まりしていた可能性も、十分に有り得ます。
落ちていた新聞の切れ端、右から左の文字が読みにくい…。
ちなみに「太洋の寵児」は東宝映画で、1936年のもの。